技術のコピーだけじゃなく、個性を伸ばす大切さも
メイクも絵と同じで基礎が大事
現役メイクアップアーティストの大橋人士先生が、授業で教えてくれたんです。
「現場に出れば技術はできて当たり前。そこから先で大切なのは個性」と。
じゃあどうすれば個性を伸ばしていけるのか。
「まずは学校で基礎をきちんと学ぶこと。基礎のない個性はすぐに飽きられます」
応用ができるのは、いい加減な基礎ではなく、確実な基礎があってこそ、ということです。
基礎もないのに闇雲に個性を暴走させたメイクは、瞬発力はあっても持久力はないのです。
ピカソだって、後期はあんなハチャメチャに思える絵ばかりを描きましたが、ピカソの若いときのデッサン力、ものすごく精緻で的確で美しいものでした。
たくさんの講師の方々から、たくさんのものを吸収!
スクールで勉強をしていると、日に日に自分の力がついていることが実感できます。
昨日まで知らなかったこと、できなかったことが、講師の先生たちの講義を聞いたりメイクテクニックを見ることで、
自分のものになっていく感覚は、まさに喜び
最初の頃は、自分がスポンジになったように、何でも吸収しようとするでしょう。
それで正解です
スクールのいいところは、たくさんの先生方から、それこそ先生によって微妙にクセがあったり、個性が際立っていたり・・・
というまさに十人十色のメイクを教えていただけることですからね
そうした後で自分の中でそれらをミックスして、一番自分の感性に合うメイクへと昇華させられればいいのではないでしょうか。
プロになっても最初の数年間はがむしゃらです。
だだ、いつかはきっと自分らしい、自分にしかできないメイクができるようになりますよ。
個性を磨くには、よく頭を使うこと
では、個性がきらっと光ったメイクアップアーティストになるためには、どうすればいいのでしょう?
「基礎を体に叩き込んだ上で、自分の頭で深く考えて、奥にあるアイディアやセンスを掘り起こしてメイクをしていくこと」。
これは冒頭にも書いた大橋先生の言葉です。
先生は男性で、まだメイクアップアーティストという言葉が世の中で知られていない頃に、メークアップアーチスト学院でメイクを体得されました。
「男性だからメイクの体験がない、おかげて女性に比べてメイクに対して自由な発想ができたのは良かった」。
そう講義で言っていらしたのが印象に残っています。